インビザラインとは

インビザラインはマウスピース矯正（アライナー矯正）の一つです。透明なマウスピースを装着し、段階的に新しいものに交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。

目立ちにくく快適な使用感

インビザラインは透明で目立ちにくいうえ、薄くて軽いため快適な使用感が特徴です。また、金属を含まないので金属アレルギーの心配もありません。

着脱可能で食事を妨げない

インビザラインは着脱可能で、食事の際は取り外します。ワイヤー矯正のように食べ物が引っかかる心配がないので、普段と同じように食事を楽しめます。

歯のお手入れが簡単

脱着できない矯正装置の場合、装置の隙間に汚れがたまりやすいという問題がありますが、着脱可能なインビザラインにはその心配がありません。

歯型取りが1回で済む

インビザラインは歯型の3Dデータを使って治療計画を立てます。コンピューター上で治療完了までのシミュレーションを行うため、歯型の採取は治療前の1回のみで済みます。

スムーズかつ精度の高い治療が可能

インビザラインの製作に必要な歯型のデジタルデータは、歯科用スキャナーで採取します。当院では3D光学スキャナー「iTero」を導入しており、歯や歯列を細部まで精密に再現したデータを得ることができます。データは変形の恐れがないため、より精密なマウスピース製作ができます。

また、シミュレーションにより治療の完成予想図をあらかじめ見ることができるというメリットもあります。

インビザラインのデメリット

他のマウスピース矯正に比べてさまざまなメリットがあるインビザラインですが、もちろんデメリットもあります。それらを理解したうえで治療に臨んでいただくことをおすすめします。

すべての症例に対応できるわけではない

幅広い症例に対応可能なインビザラインですが、歯並びや噛み合わせの状態によっては使うことができない場合もあります。

患者さまの“自己管理”に依存する

インビザラインは一定期間“装着し続ける”ことで効果の見込める治療法です。装着のし忘れなどにより治療が予定通りに進まないこともあります。着脱可能であるのは大きなメリットですが、同時にデメリットにもなり得ます。

治療期間が比較的長めになる

負担が少なく痛みも感じくい治療法である分、ワイヤー矯正などに比べると治療期間が長引く傾向にあります。

患者さまへのお願い―理想の歯並びを手に入れるために―

矯正治療と一言でいってもゴールとなる「理想の歯並び」は患者様ごとに異なります。治療前の歯並びや噛み合わせによってゴールまでの道のりが変わりますので、治療を始める前にしっかりと医師と話し合いましょう。

当院ではできるだけ患者さまの負担が少ない矯正治療を心がけています。矯正治療についての疑問や不安なことは、何でもお気軽にご相談ください。